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[クライス・フルート・ソロイスツ公演] Vol.224「ヴィルトゥオーゾ・フルート」演奏会後記

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    【クライス・フルート・ソロイスツ公演】

    3本のフルートとピアノによる壮大な響きを!
     

     

    Vol.224「ヴィルトゥオーゾ・フルート」
    ◆日 時:2018.9/22(土)7:00p.m.開演(6:30p.m.開場)
    ◆会 場:スペースDo(JR新大久保駅・大久保駅下車徒歩5分)
    TEL.03-3361-2211
    ◆入場料:一般¥2,500− 高校生以下¥1,500−
    (未就学児の入場はご遠慮下さい)
    フライヤー両面拡大画像(デザインはReikoさん
    ◆出 演:Fl.上坂 学平野 景子大保 麗香 Pf.近藤 盟子
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    ◆Mobile

     Probe224QR

    ◆プログラム:Webサイト



    <本日の出発>

    ソロイスツVol.224:3Fl

    朝方まで雨が降っていましたが、7月の前回公演の日同様今日も良い天気。でも、前回は夏空、今日は秋の空ですね〜。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    電車に乗り込みいざ大久保へ!


    <本日の開宴直前>

    ソロイスツVol.224:3Fl

    会場のセッティングは終わっていませんが、短い時間でゲネプロです。ゲストの麗香ちゃんはこのホールで始めて演奏すると言うことなので開場直前まで目一杯合わせです。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    ピアノのソロもありますから、ピアノのゲネプロも。
    さあ、開場です。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    本邦初公開!!
    楽屋では着替えて本番仕様の気合い入れメイクだっ!!


    <本日の開演>

    ソロイスツVol.224:3Fl

    大竹さんのお話しで開演です。この後全員で出て行ってお話しを。「今日の作曲家の共通項は?」「それは、みんな変わっていると言う所です」正解!(笑´∀`)

    ソロイスツVol.224:3Fl

    ボワモルティエに始まり、

    ソロイスツVol.224:3Fl

    バッハのソナタ。原曲はヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音の為の作品ですが、ガンバの旋律を2本のフルートで巧みに紡いで1つの流れに変えて行く、面白くてスリリング。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    休憩を挟んで後半は私がお話しを。
    景子ちゃんとの武満のデュオは拍子が小節ごとに変わるスタイル。その楽譜を客席をまわってご覧頂きました。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    そしてピアノのソロも武満。近年発見された音楽を志し始めた(音大受験を意識し始めた)ころの習作とも言える作品。美しいロマンスです。そして最後は近年人気沸騰中のクラークの作品、四分音で出来たような四重奏です。

    本日のプログラムは以下の通りでした。

     

    ● ボワモルティエ:Joseph Bodin de Boismortier
    (1689.12.23.フランス、テイオンヴィル〜1755.10.28.ロワシー・アンメブリ(パリの東)[66歳])
    −ソナタ第2番ト長調 Op.34-2(3Fl+Pf)
    (4声の6つのソナタ。3本の、フルートかヴァイオリン、または、そのほかの楽器と通奏低音のための、必要に応じて高声はリコーダーでも演奏できる)
    I.Vivace 3/4 II.Allegro 4/4 III.Largo 3/2 IV.Allegro 2/2

    フランスの演奏家、作曲家のボワモルティエは多くのフルートのための作品を残していて、フルート奏者にとってとても重要な音楽家です。音楽教育を得ながらもたばこ製造の職に就いたり出版業を営んだりしていましたが、突然作曲に熱中したくさんの声楽曲で名声を得ました。フルートのための教本も出版していたようで、フルートのことを熟知しているその作品は、明るく楽しくすぐに好かれる曲想を持っています。イタリアの協奏曲の形式を取り入れた初めてのフランス人音楽家としても有名です。伝統的な教会ソナタ形式では無くVivaceで始まるこの作品は明るさと喜びに満ちています。楽器指定は当時としてはごく当たり前の事で(音域が合えばどんな楽器でも演奏してよいという慣習)、他の作曲家達はわざわざ書いたりしませんでしたが、ボワモルティエは実直な性格だったのでしょうか。



    ● J.S.バッハ:Johann Sebastian Bach
    (1685.3.21.ドイツ、アイゼナハ〜1750.7.28.ライプツィヒ[65歳])
    −2本のフルートのためのソナタ ト短調 BWV.1029(2Fl+Pf、大保、上坂)
    (原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV 1029、1730-40年代[45-64歳]作曲、初出版没後の1860年)
    I.Vivace 4/4 II.Adagio 3/2 III.Allegro 6/8

    後年メンデルスゾーンにより復活したバッハですが、それまではバッハと言えば次男のエマヌエルでしたし、同世代のテレマンの方がはるかに有名でした。この作品の原曲はヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタで、その作品を2本のフルートのためにとても上品に編曲されています。多様性のある弦楽器のメロディを上手く2本のフルートに振り分けられていて、聴きたい旋律がクリアに聞こえる快感があります。アマチュアの皆さんにもお奨めのアレンジです。


     

    −−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−



    ● 武満 徹:Toru Takemitsu
    (1930.10.8.日本、東京〜1996.2.20.東京)
    −2本のフルートのための「マスク」
    (1959年8月[28歳]作曲、2Fl、上坂、平野)
    I.Continu II.Incidental

    めまぐるしく変わる拍子、複雑なリズム、図形のようにも見える譜面づら、、、しかし、明確な拍子とテンポ調があり、現代では古典的とも言える作品です。複雑さが織りなす美しさは、たくさんの色を使った油彩画や、たくさんの調味料を使った極上の料理のようです。一見難しいのですが、ちゃんと拍子を取るという基礎があれば演奏は容易になります。アマチュアの皆さんにも是非チャレンジして頂きたい名作と言えるでしょう。後年続編も作曲されました。

    −ロマンス (1949年[19歳]作曲、没後発見されて出版。 Pf solo、近藤)

    近年発掘された作品です。音楽家を真剣に目指し始めた頃の習作とも言える作品ですが、「和」を強く感じさせる響きが心地良く限りなく美しい作品です。


    ● クラーク:Ian Clarke
    (1964.2.4.イギリス最南最東の岬の町、ブロードステアーズ〜 [本年54歳])
    −3本のフルートとピアノのための「Curves」(2011年初演 [47歳])
    I.魔法と企み II.哀歌 III.プレスト

    人気作曲家と言って良いクラークの作品です。全編四分音(半音の半音)が支配しています。ピアノでは絶対に無理な四分音ですが、フルートでは(リングキーなら)リングのふさぎ具合を調節したり、他のキーを余計に押さえたり、楽器の向きを変えて音程を変えるなど、様々な技術を駆使して演奏します。クラークは専門の音楽教育を受けたとは言い切れない経歴の持ち主で、フルートでロックやジャズを演奏したりしていましたが、フルートは「独学」だと本人は豪語しています。その独特の感性で出来た名作が「Curves」で、直訳すれば「曲線、曲がった物」ですが、「何が曲がっているのか」は聴衆の皆さんの判断に委ねられています。とても面白い作品で、アマチュアを含めた全フルート奏者の皆さんにお勧め致します。

    アンコールは、ビゼー:ジプシーの歌(3Fl+Pfへの自由なアレンジ)でした。終始ハイテンションなご機嫌なアレンジ、お薦めですよ。


    次回公演Vol.224は、2018年11月16日(7:00p.m.開演)公演「師弟対決・Vol.1」と題し、フルートにとってとても重要な音楽家タファネルとゴーベールを中心にお届け致します。同年代の音楽家としてサン=サーンスのピアノ独奏もお届け。どうぞお越し下さいますよう心よりお待ち申し上げます。





    <フルート・コミュニケーション Vol.224>

    バロックと現代、仲良く

    ソロイスツVol.224:3Fl 本日のプログラムはバロック時代と現代、新旧時代の両側を並べたプログラムとなっています。今も全員生きていれば、、、

    ・ボワモルティエ:329歳
    (1689年生まれ、フランス)
    ・J.S.バッハ:333歳
    (1685年生まれ、ドイツ)
    ・武満徹:88歳
    (1930年生まれ、日本)
    ・クラーク:54歳
    (1964年生まれ、イギリス)


    あ、クラークは今も存命です。バロックと現代という対比になっていますが、国はバラバラ。バラバラですが音楽的には共通点も多いのですね、面白いことに。

     バロック時代の音楽は、現代から見れば性能の低い(音量も音色も変化が困難)楽器でどうやって表現するか、が一番の問題で、そのため装飾などが発達しました。現代では高性能な楽器があり何でも出来そうですが、それはそれで刺激が少ない、どうやって変化を出すのか300年前と変わらない苦労をしているのですね。現代では色々な特殊技術(クラークの半音の半音など)を駆使していますが、それらから生まれる「偶然性」はとても重要なファクターで、バロックの装飾と考え方は似ているのです。

     手法は違いますが目的は同じ、300年以上ずっと追い求めている音楽表現が本日のプログラムに集約されているのです。4人で仲良く同じ方向を目指し演奏していきますよ!

    (ま)




    <本日の打ち上げ>

    ソロイスツVol.224:3Fl

    はい、乾杯( ^_^)/□☆□\(^_^ )!!
    今日は元東フィルのフルート奏者で大先輩でもある斎藤匠さん(左奥)、先日結婚式を挙げたばかりの翔子ちゃん(右奥から2番目)も参戦(^o^) 楽しい時間の開宴です。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    演奏後は腹ぺこなので、普段なら食べる事の無い鶏カラも旨旨に。

    ソロイスツVol.224:3Fl

    そして、メニューからずっと消えていた穴子の押し寿司が復活していたことです。これ、旨いんだよなあ、そかそか、きゅうりの細切りを挟むのねφ(..)メモメモ。みんなー、次回も打ち上げまで参加してね〜\(^O^)/


    <演奏会直前をどうやって過ごしているかというと>

    ソロイスツVol.224:3Fl

    いや、もちろん練習をしましたよ、一生懸命練習しました。

    で、

    ホール向かう前の賄い、遅いランチです。今日は前回好評だったフムスに麗香ちゃんのリクエストでほうれん草入りとしました。

    それと、

    ソロイスツVol.224:3Fl

    久々に焼いたソーダブレッド。小麦粉100g:プレーンヨーグルト50g:ベーキングパウダー小さじ1:お砂糖大さじ1の割合に(実際は小麦粉250gで作りました)、ドライフルートを良く混ぜてこねこねして焼くだけ(180度のオーブンで30分)だというお手軽パン。実際はパンと言うよりもスコーンに近い食感です。今回はレーズンとクルミを入れました。

    それとそれと、

    ソロイスツVol.224:3Fl

    レタスのスープです。
    レタス、にんじん、トマト、2種類のソーセージ、コンソメ、バルサミコ酢、黒胡椒ガリガリで旨旨です。レタスは出来上がる直前に入れてさっと火を通すだけ、シャキシャキ食感が旨旨です\(^O^)/

    そして、、、

    ソロイスツVol.224:3Fl

    フムスを作る前にガルバンゾをオリーブオイルとお塩でつまみ食いしたのは言うまでもありません( ̄。 ̄;) だってサイコーに旨いのよ〜(^_^)v






     

    〜〜〜〜〜 お知らせ 〜〜〜〜〜

     

     




     

    【ソロイスツ弘前公演】

    秋の夜長のコンサート in 弘前Vol.3
    ・・・ファンタジーの世界・・・

     

     

    ◆日 時:2018.9/29(土)6:30p.m.開演(6:00p.m.開場)
    ◆会 場:〒036-8087
         青森県弘前市早稲田 3-9-1 Tel.0172-29-3566
         フライヤー掲載の地図も参考にご覧下さい
    ◆入場料:一般券(大学生以上)¥2,000−
         学 生(小・中・高校生)¥1,000−
         未就学児のご入場はご遠慮下さい
         70席限定

    フライヤー両面拡大画像(デザインはReikoさん
    ◆出 演:Fl.上坂 学、工藤 千尋 Pf.近藤 盟子


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    ◆詳 細:こちらからご覧下さい

     Mobile

     弘前3QR


    ◆プログラム:Webサイト
       ライネッケ:バラード Op.288 
       カルク-エラート:シンフォニッシェ・カンツォーネ 
       フォーレ:ファンタジー 
       ショパン:練習曲 Op.25-7「恋の二重唱」(ピアノ独奏) 

     

    〜〜〜 Tea Time 〜〜〜


     <リクエストより>
       ビゼー:「ラインの歌」より、第3曲「夢」(ピアノ独奏) 
       ミュージカル映画「アラジン」より、ホールニューワールド 

     <ゲスト奏者をお迎えして>
       クーラウ:トリオ ト長調 Op.119(2本のフルートとピアノ) 

       ドップラー:ハンガリー田園幻想曲

    弘前3Flyer

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    ==============================






    8月10日(金)発売「THE FLUTE 165号」にSpecial Contents「上手に吹くための第一歩 楽譜に強くなる!」というコーナーが特集されています。

    このコーナー内の「プロから学ぶ、コワくない譜読み」に小さい記事ですが寄稿致しました。是非ご覧下さい。お読み頂ければ大変嬉しいです。


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