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[クライス・フルート・ソロイスツ] ソロイスツVol.239「世界音楽紀行」演奏会後記

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    ============== お知らせ ==============
    ●11月13日(金)7:00p.m.公演●
    クライス・フルート・ソロイスツVol.240


    ●11月7日(土)フルートクライス関西大阪レッスンVol.63
    オンライン「フルート&ピアノなんでも質問箱」
    どこからでもフルートを楽しもう!


    (上記公演の詳細は下方にも掲載してあります)
    ==================================




     

    Vol.239「世界音楽紀行」


    ◆日 時:2020.9/272:30p.m.開演(2:00p.m.開場)
    ◆会 場:スペースDo(JR新大久保駅・大久保駅下車徒歩5分)
         TEL.03-3361-2211
    ◆入場料:一般¥3,000− 学生¥1,500−
        (未就学児の入場はご遠慮下さい)
    フライヤー両面拡大画像(デザインはReikoさん
    ◆出 演:Fl.上坂 学平野 景子 Pf.近藤 盟子
    ◆お話し:
    Facebook

    ◆Mobile

     Vol.239QR

    ◆プログラム:Webサイト

     各国の民謡をテーマにした作品や、民謡による変奏曲の特集です。



    <本日のゲネプロ>

    ソロイスツVol.239

    ソロイスツの長い歴史の中で7か月もの空白があったことはありません。今日は2月23日(日)以来の公演です。このホールで吹くのも7か月ぶり、いつもより入念にチェックを行います。

    このホールは詰め込めば120席を作ることも可能ですが、今日は20名限定での公演です。また、入場時の手消毒、非接触型体温計による検温、換気機能付きのエアコンフル稼働、休憩中などはドア開放による強制換気、マスク着用、咳エチケットへの配慮、ピアニストはマスク着用での演奏、フルート奏者はフルート用マスク装着での演奏、万が一の飛沫も届かない様座席は中央は完全に空け左右後方に配置、等々の可能な限りのコロナ対策を行っての公演でした。


    <本日の開演〜前半>

    ソロイスツVol.239

    今日は私のMCで開演です。前半は景子ちゃんと2人でお話し。3人舞台へ出てからも言い足りない事をお話し。更に景子ちゃんの楽器の事も!2月は総銀製の楽器でしたが(私は頭部管のみ銀製で他部分は洋銀製の楽器でした)、今日からは14K製(キーメカニズムは銀製)です!

    ソロイスツVol.239

    ドップラーから始まります。
    ご覧の様にフルート用のマスクを装着しての演奏です。口から出た飛沫をすぐに繊維質で吸着して拡散させないという優れもの。音響や吹き易さへの悪影響も最小限です。

    ソロイスツVol.239

    景子ちゃんのソロは「庭の千草」による変奏曲。


    <本日のTea Time>

    ソロイスツVol.239

    Tea Timeはいつも通り、オレンジジュース、赤白ワインが無料サービスされます。

    ソロイスツVol.239

    飲む時だけマスクを外して、、、7か月前にはあり得なかった光景ですが、今やスタンダード。注意して楽しいTea Timeでした。


    <本日の開演〜後半>

    ソロイスツVol.239

    後半はピアノのお話も。
    「ピアノが主役」というお話し、、、それは、

    ソロイスツVol.239

    私のソロ、ベートヴェンのこと(後述)。
    ベートヴェンも「庭の千草」で変奏曲を書いています。

    ソロイスツVol.239

    ピアノはファンタスティックな邦人作品。

    ソロイスツVol.239

    最後のメキシコとアンコールも終え、充実の演奏会は幕を閉じました。
    本番って、イイ!感謝です。

    ソロイスツVol.239

    記念撮影して、打ち上げへGo!!

    本日のプログラムです。

    ●フランツ・ドップラー:Albert Franz[Fernc] Doppler
    (1821.10.16.ハンガリー、ランベルク[現リヴォフ]〜1883.7.27 オーストリア、バーデン(ウイーン郊外)[62歳])
    ●カール・ドップラー:Karl(Karoly) Doppler
    (1825.9.12.オーストリア領ランベルク[現ハンガリー、リヴォフ]〜1900.5.10 ドイツ、シュトゥットガルト[75歳])

      −ハンガリーの羊飼いの歌幻想曲(ハンガリー、2Fl+Pf)

     フルートの名手だったドップラー兄弟の作品は、オーケストラプレーヤーとして、また指揮者としての活動のオフシーズンにフルートの公演を行うために自ら作曲されたものが殆どです。何せドップラーの生きたロマン派時代の大作曲家達はフルートをオーケストラの部品としか考えず、フルートの作品が皆無と言って良いからです。つまり、自分で作るしか無かったのですね。

     この作品は大きく3つの部分に分かれていますが、最初の部分(第1楽章と言っても良いかもしれません)はあの有名なハンガリー田園幻想曲をほぼそのままで2ndフルートを付け足した様な曲なのです。あの名曲を2本のフルートで楽しめるという反面、ハンガリー音楽の神髄である自由気ままにテンポが変わる音楽は2人での演奏でさえ困難なのに、3人で演奏するとなると命を預けるほどの信用が無くてはまともに演奏出来るものでは無いと言って過言ではありません。いつも一緒に演奏している仲間だからこそのなせる業、なのです。

     作品は特定の民謡というよりはドップラーが自由に編纂した「ハンガリー風」の旋律を基に組み立てられていますが、音楽そのものはまさにハンガリー!なのです。


    ●クンマー:Kaspar KUMMER
    (1795.12.10.ドイツ、エルラウ〜1870.5.21 コブルク[74歳])

      −「庭の千草」変奏曲(アイルランド、Fl+Pf、平野)

     クンマーはドイツのフルート奏者ですが、フルートは独学で、ヴァイオリン、チェロなどの弦楽器、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペットなどの管楽器をも熟すマルチプレーヤーでした。

     我々フルート奏者にとっては彼の2Flの為のデュオや3Flの為のトリオは大変貴重なレパートリーとなっている親しみのある作曲家です。今晩演奏した「庭の千草(原題:The last Rose of summer)」は、作曲者不詳(様々な説がある)と言う事でアイルランドの「民謡」となっています。明治時代には文部省による小学校唱歌としての指定も受け、広く親しまれるようになった曲です。

     クンマーの変奏曲は冒頭のイントロから技巧的で、美しさの中にもフルートの器用さを最大限に表現している事は、さすが作曲者がフルート奏者だけのことはありますね。カッコイイ曲、是非チャレンジしてみて下さい。


     

    −−−−−−−−− Tea Time −−−−−−−−−



    ●ベートーヴェン:Ludwig van Beethoven
    (1770.12.16.ドイツ、ボン〜1827.3.26オーストリア、ウイーン[57歳])

      −6つの民謡主題と変奏曲 Op.105より、
       第3番オーストリア民謡:「シュルッセルとランドル」ハ長調 2/4
       第4番アイルランド民謡:「庭の千草」 変ホ長調 3/4
       第5番アイルランド民謡:「チリング・オグィリー」変ホ長調 6/8
      −10の民謡主題と変奏曲 Op.107
       第7番ロシア民謡:「美しいミンカ」イ短調 2/4

     楽譜には「ピアノの為の、もし良ければフルートかピアノの飾り伴奏を付けても良い」とハッキリ書かれていて、それはあの有名な10曲のヴァイオリンソナタも同様なのですね。さすが、ピアニストとしてデビューしたベートーヴェンです。しかしこれはアンサンブルの基本、2人の奏者が合わさってより豊かな音楽が出来上がる、のですね。私も「飾り」だからといって大人しくしているつもりはありません!(笑)。

     曲の生い立ちは、スコットランドの大金持ちのアマチュア音楽家トムソンが、自国(スコットランド)の民謡を広めるために当時優秀な音楽家が集まっていたウィーンにいた作曲家達に民謡の編曲を依頼した、というワケなのです。ベートーヴェン以外にはかのハイドンもいました。出版業を営んでいたトムソンはこれで大もうけを企んでいたらしいのですが、さて、儲かったのでしょうか。

     Op.105-4は「庭の千草」による変奏曲ですのでクンマーの作品との比較も出来ました。また、Op.107-7の「美しいミンカ」も大変人気のあるロシア民謡で、多くの作曲家達が様々な編成の曲を作曲しています。フルートで「美しいミンカ」と言えば、フンメルの作曲したフルート、チェロ、ピアノの為のトリオでしょう。


    ●加古 隆:Kako Takshi
    (1947.1.31.大阪府豊中市〜 [本年73歳])

      −ポエジー
      (イギリス民謡グリーンスリーブスによる、ピアノ独奏、近藤)

     加古氏は東京藝術大学作曲科を卒業後、パリ音楽院でメシアンに師事したという経歴の持ち主です。若い頃からジャズにも精通し、クラシックとジャズの融合が持ち味と言えるでしょう。子供の頃の愛聴盤がトスカニーニのベートーヴェン「運命」と言うところは私も同様でしたのでなんだか親しみを持てる作曲家です。

     「ポエジー」とは「詩情、又は、詩そのもの」などと訳されますが、曲はグリーンスリーブスを基に自由に華麗な変装が続きます。とても聞きやすく、派手では無いのですが華やかな音楽は一度聴く心にのこるインパクトのい強さを持っています。


    ●ジーマン:Samuel Zyman
    (1956.メキシコ、メキシコシティ〜 [本年64歳])

      −2本のフルートとオーケストラのためのメキシコ・ファンタジー
      (2004年作曲[48歳]、2Fl+Pf)

     ジーマン(ザイマン)は当初ピアノを演奏しながらも医学への道を歩んでいました。しかし、音楽への夢や希望を捨てきれずメキシコシティからニューヨクーヘ渡りジュリアードで学んだ音楽家です。

     作品はドップラーの作品同様、特定のメキシコ民謡と言うよりは、フォルクローレ風の旋律などメキシコをとても良くイメージさせる旋律で華やかに組み立てられています。最初から最後までアドレナリン噴出のデュオですが、これを可能な限り上品に美しい音で演奏する事が秘訣と言えます。それでも聴く人を興奮の渦に巻き込む素晴らしい作品です。


    アンコールは、「椎名林檎:りんごのうた」、「近藤盟子編曲:月」でした。



    次回公演Vol.240は
     

    2020.11月13日(金)7:00p.m.公演

    「魅惑の無伴奏の世界・II」


    と題し、無伴奏の名曲で定番のバッハ親子のパルティータとソナタ、フルートとアルトフルートによるフランスバロックの新編纂、ピアソラのタンゴもお聴き頂きます。どうぞお楽しみに!!皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。





    <フルート・コミュニケ−ション Vol.239>

    ■民謡による変奏曲は作曲家のたしなみ■


    ソロイスツVol.239 本日はソロイスツ演奏会にお越し下さいましてありがとうございます。コロナの影響により2月23日(日)公演のVol.235以来7か月ぶりの公演となります。世の中から生の音楽が消えるという事はこれ以上無いほどの悲しい事であり、立ち止まっていては私個人の問題だけでは無く音楽の世界全体の問題であると感じ、本日の公演に至りました。どうぞお楽しみ頂ければと思います。

     さて、本日のプログラムは各国の民謡を題材とした作品で組み立てられています。クンマーやベートヴェンの作品は直接的な変奏曲ですが、他の作品も民謡を題材にした広い意味での変奏曲と捉えることが出来ます。

     音楽家が王様に仕えていた時代、多くの場合音楽家の資質として即興で変奏曲を作曲することが求められていました。王様が、「これ、キミキミ、餘の旋律で何か作れ」と言われれば、「御意!」とその場でピアノの鍵盤を叩き洒落た変奏曲を作らされたのでした。

     そんな経験の賜か、ベートーヴェンは変奏曲が大好きで大得意、数々の名作を生んでいます。交響曲第3番「英雄」の第4楽章も変奏曲です。

     本日は色々な国と変奏曲をお楽しみ頂きましょう!

    (ま)






    <本日の打ち上げ>

    ソロイスツVol.239

    打ち上げも久々。いつもの居酒屋はがらがらでした。コロナの負の影響を目の当たりにしました。。。

    席は1つおきになっており、スタッガード並びで真正面には座らないようにしています。余り大きな声は出さず、すぐにマスクをして会話。何だか窮屈ですが、それでも打ち上げで皆と楽しい時間を持てたことは幸せでしょう。

    ソロイスツVol.239

    演奏者3人で。
    ビール、旨旨ーーー\(^O^)/

    ソロイスツVol.239

    お刺身旨旨ーーー、

    ソロイスツVol.239

    景子ちゃんご用達、鶏の唐揚げ、旨旨旨旨ーーーーーー\(^^@)/

    また11月に!





     

    〜〜〜〜〜 お知らせ 〜〜〜〜〜

     




     

    <<クライス・フルート・ソロイスツ公演>>


    Vol.240「魅惑の無伴奏の世界・II」


    ◆日 時:2020.11/137:00p.m.開演(6:30p.m.開場)
    ◆会 場:スペースDo(JR新大久保駅・大久保駅下車徒歩5分)
         TEL.03-3361-2211
    ◆入場料:一般¥3,000− 学生¥1,500−
        (未就学児の入場はご遠慮下さい)
    フライヤー両面拡大画像(デザインはReikoさん
    ◆出 演:Fl.上坂 学平野 景子
    ◆お話し:
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    ◆Mobile

     Vol.240QR

    ◆プログラム:Webサイト

     ・C.P.E.バッハ:無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq.132,H.562(無伴奏フルート独奏、平野)
     ・J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV.1013(無伴奏フルート独奏、上坂)

     

    −−−Tea Time(ワイン、ジュースのサービスがあります)−−−


     ・ハモリ選曲&編曲:フランス・バロック優美な組曲より(Fl+AFl)
      −ルイ=クロード・ダカン(Louis-Claude Daquin、1694.7.4.-1772.6.15.フランス):カッコウ、ツバメ
      −ジャン=フィリップ・ラモー(Jean-Philippe Rameau、1683.9.25.-1764.9.12.フランス):さえずり
      −フランソワ・クープラン(Francois Couperin、1668.11.10.パリ-1733.9.11.同地):収穫する人々(俗:みやまカラス)

     ・ピアソラ:タンゴ・エチュードより(2Fl)


    ソロイスツVol.239-241
     

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    <<フルートクライス関西・大阪レッスン>>


    ◆フルートの神髄に触れよう!
     フルートクライス・上坂 学 プライベートレッスン in 大阪 Vol.62
    ◆2020年9月19日(土)

     KOKOPLAZA音楽練習室(新大阪駅東口より徒歩5分)
    ◆Vol.59の様子
     こちらからご覧下さい。
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